なんとな~くやってみるブログ。
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大好きなお嬢さんに「読んでみたいなぁ…」なんて言われたらもう載せないわけにはいかないよね!
っということで、小ネタのっけときますね!
オードリーとテツの小ネタでも…………
重くなくてさくっと読めて危なくないやつ!(源氏的な意味で笑)
前提設定として、テツ(灯火テツ)とシュウ(大地蹴)は親友、シュウとオードリー(踊翔)は腐れ縁的な幼馴染み。
シュウとオードリーは同郷ですが、テツは少し別の場所で育ってるので、テツとオードリーは直接の面識はありません。
リツ(風見律也)はテツとシュウの後輩。
リツの彼女?(卯月春奈)がオードリーの後輩なので、リツとオードリーも面識がありようです。
……………ってややこしい…!(笑)
まぁ、お話しは続きからどうぞ(笑)
っということで、小ネタのっけときますね!
オードリーとテツの小ネタでも…………
重くなくてさくっと読めて危なくないやつ!(源氏的な意味で笑)
前提設定として、テツ(灯火テツ)とシュウ(大地蹴)は親友、シュウとオードリー(踊翔)は腐れ縁的な幼馴染み。
シュウとオードリーは同郷ですが、テツは少し別の場所で育ってるので、テツとオードリーは直接の面識はありません。
リツ(風見律也)はテツとシュウの後輩。
リツの彼女?(卯月春奈)がオードリーの後輩なので、リツとオードリーも面識がありようです。
……………ってややこしい…!(笑)
まぁ、お話しは続きからどうぞ(笑)
大地蹴が。
あの無愛想なアイツが。
そいつの話する時だけ表情をゆるめたり。
瞳がなんだか優しくなったり。
そんなんだから、どんな奴かと思ってた。
だから会うなって言われてたけど、様子見に来てやったんだ。
この俺がわざわざ。
燃えるような赤い髪に、新緑の色の瞳。
そいつはすぐに見つかった。
そいつが一人になった所を見計らって呼び止める。
肩を捕まれて、驚いたように目を見開いて。
そいつは俺をまじまじと見つめた。
瞳の中の俺はやっぱり、新緑の色をしていた。
「えぇっと…………」
何?という風に首を傾げる。
普通の、ごく普通の男だった。
髪と目の色が少し変わっているだけ。
んな綺麗な顔でもなければ、ブサイクな訳でもなし。
どこにでもいそうな、青年と言うのには幼くて、少年と言うにはデカすぎる。
それだけの男。
鬼だって騒ぐ奴らがいるけど、とんでもない。
確かに髪は赤くて瞳は緑。
だけどこいつは人間だ。
「テメェ、蹴って知ってっか?」
「シュウ………?あ、うん。大地蹴??」
「その…あいつとはどういう関係だ?」
「えぇっと、親友。」
「ふぅん…………」
親友…ね。
アイツがコイツに向けてる気持ちは友愛じゃないって知ってる。
だからちょっといい気味だ、とか思ったりなんかして。
「えぇっと、貴方は?」
活発そうだけど、穏やかな物腰。
育ちの良さを表してる。
「俺?俺は、アイツの幼なじみってとこだな。」
「幼なじみ……あ…………」
新緑の瞳が見開かれる。
その目はまっすぐに俺を見つめている。
苦手…かもしれない、コイツが。
こんなんで見られたら、視線逸らしたくなるじゃねぇか。
………この、俺が。
この踊翔ともあろう俺が!
「オードリー!!!」
「なぁっ…!!?」
嬉しそうに、目をキラキラさせて。
「なっ、オードリーだろ!?違うか!?」
「オードリー言うな!なんでテメェが俺の事知ってんだよ!」
「やっぱりオードリーだ!いつもリツが話してくれんだ!」
嬉しそうに、笑顔を俺に向けて。
「俺も会ってみてぇと思ってた!!」
何のとまどいもなく言う。
あぁ、そういう事か。
シュウがコイツに依存しているのは。
コイツが、求めてくれるから。
何のとまどいもなく、求めてくるから、だから。
誰かに求められた事がないやつがこう、言われると
コロッといっちまうんだろう。
まるで、居場所を与えられたみてぇに。
「でもな、シュウが会うなって…」
「俺とお前はあわねぇって思ったんじゃねぇか?」
「………そうなのか?」
「俺に聞くなよ。」
アイツが俺を、コイツに会わせようとしなかったのは…
俺がコイツに惹かれちまうのが嫌だったからかもしれない。
「やっ…蹴がどうとか、じゃなくて、俺とオードリーがあわねぇっていうのが…その………もしホントで、今オードリーが居づらかったりしたら悪いなって思って…」
やっぱ蹴は頭が良い。
んでもって、俺の事なんだかんだで良く分かってやがる。
「でも、俺もお前に会えて良かったぜ。」
こんな事口に出して言うなんてな、俺が。
こんなん、多分生きてるうちに一度だって言った事ねぇのに……
でも口に出した事に後悔はない。
だって、コイツは緑の瞳をキラキラさせて…
「そうなのか!?良かった!!サンキューな!」
心底嬉しそうに笑って言うから。
あぁ、俺一応好かれてるなとか、実感する。
これは自惚れとかじゃなく、コイツは本当に俺の事を嫌ったりしてねぇんだろう。
別に俺は他人にどう思われようと気にしねぇ方だって思ってたけど、誰かに好かれるってこんな良いもんだったっけ?
「なぁ、オードリー?」
「そのオードリーってのやめねぇ?」
「え………えぇっと……俺オードリーの名前知らない………」
………そっか、そうだよな、知るわけねぇか。
蹴は教える訳がねぇし、リツだって俺の本名知ってるかどうか怪しいもんだ。
「オドリだ。踊翔。」
「オドリ!よろしくな!!あっ、俺は……」
「知ってる。よろしくな、灯火。」
俺が言ってやるとそいつは少し目を見開いて。
それからまた人なつっこく、犬みてぇに笑った。
「おう!仲良くしてな!!」
差し出された手を握って。
人と付き合うってこんな事だったっけなぁと。
思い出したように漠然と思った。
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